豪阿弥  2021年公募展出品情報 

環境問題を考えるグリーン・リカバリー重視の扇子

蘇世風~そよかぜ~

令和3年全国伝統的工芸品公募展に出展します

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国連で2030年までの未来に向けた国際目標

SDGs(持続可能な開発目標)が採択されました。

この目標に向けて個人として職人として会社として何ができるか。

かねてより環境問題を工芸を作る職人として考えてまいりました。

その中で採択された国際目標を目にし、やっと動き出したか!できることをやろう!動こう!という思いに突き動かされている中、この持続可能な開発目標の9番目である『産業・技術改革・社会基盤の中で資源利用効率を高め、クリーン技術や環境に配慮した技術・産業プロセスの導入を進める。』12番目の目標である持続可能な消費と生産、作る責任・使う責任にある『天然資源の持続可能な管理と効率的な利用を達成する。』『製品ライフサイクルの通じて環境上適切な化学物質や廃棄物を管理し、環境や健康への悪影響を最小化する。』

これは正に作る責任者であり素材を選ぶ責任者である私自身の目標に他ならない。

さて、世の中に発信する次の作品はどうするか・・・

この目標を最大限に取り入れた作品はできないか・・・

 

そんな中、出会ったのがWOOD MAKER JAPAN(ウッドメーカージャパン)という企業が各事業所とグループを作り、廃材問題に立ち向かう取り組み。

IPCC報告書の通り、環境問題に大きく関わる地球温暖化は猛スピードで悪化しており個人、1職人、1企業が動いてどうにかなる次元ではないが、グループを作り問題を少しでも解決しよう、消費者の関心を引きつけ貢献したいという取り組みに心を動かされた。

1個人じゃ何の力もない。1企業じゃどうにもならない。1消費者じゃ何も変わらない。

しかし、グループを作り問題を発信し解決への道を模索するこの取り組みは無駄じゃない。実際、1974年に米国のローランド教授がオゾン層の破壊メカニズムを発信し、世の中に知れ渡り国を動かし世界を動かし生産企業が追従し消費者を動かした。結果、自然を相手にした人災とも呼べる破壊は軽減し修復へと導いた。

私たちにも出来る!やれることがある!。

このような取り組みに突き動かされ作家豪阿弥が『作る責任・使う責任』から世の中に送り出す作品。

      『蘇世風』~そよかぜ~ 世の中を蘇らせる風

大きな問題に対し小さな小さな力ではあるが作る責任者として廃材問題に取り組み、廃材とは何か、温暖化とは何か、環境問題とは何かを世に発信することで『世の中を蘇らせる風』を起こしたい。環境問題に携わるすべての人の小さな声、そよ風が世の中を動かす大きな風となることを願い。

                            京扇子作家 豪阿弥

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